「建築施工図とは」の記事一覧

施工図の種類はいくつかある

建築施工図に求められる内容にはどのようなものがあるのか、ということを前回は書いてみました。

実際に仕事で建築施工図を作図してみると、色々と要望は多岐に渡るんだということを感じます。

趣味じゃなくて仕事でやっている訳ですから、時間と予算に限りがある中での作図が前提です。

そんな状況なので、図面を見る側の要望に全部応えるのは不可能だ、と思うことも多いです。

でも、やはりプロとしてその仕事に携わっている訳で…

もちろん限度はありますが、それでも出来る限りの要望には応えていきたいと私は考えています。

あんまり無理をしすぎると、要望される内容と現実とのギャップに苦しむことになりますが…

そのあたりはプロとして、バランス間隔を養っていくしか手はないかも知れませんね。

施工図に要求される内容

建築施工図を仕事とするにあたり、何か建築系の資格で必要になりそうなものはないか。

前回はそんなことを考えてみました。

一級建築士、もしくは二級建築士を持っていると、建築系の仕事をする上で少しは役に立つかも知れません。

今から資格を取得しようとしているのであれば、やはり建築士の資格を考えてみることをお勧めします。

山は険しいほど、それを乗り越えた時の感動が大きくなります。

数ある建築系資格の中でも、ひときわ難易度の高い建築士の資格は、登るに値する山だと思いますよ。

別に感動を味わいたくて資格を取得する訳じゃないんですけど…

それでも資格を持っているのと持っていないのとで、どちらが好ましいかを考えると、資格を持っている方ですよね。

受験資格を満たしているのであれば、本気で取り組んでみることをお勧めします。

資格は必要なのか

前回、前々回と2回に分けて、建築施工図を作図する為に必要なスキルは何なのか?ということを考えてみました。

建築施工図というのは、設計図をベースにして、なおかつ建築現場で使えるような図面というのが基本です。

だから、設計についても多少は知っておく必要があるし、現場についての当然知っておく必要があります。

そして前提条件として、CADを自由に操作するスキルも必要になってくるんですよね。

求められる知識とスキルは結構高いんじゃないか…と、個人的にはそんなことを思っています。

幅広い知識が必要なやりがいのある仕事、と考えるか、あるいはどれも中途半端だと感じるか。

私は前者だと思っている訳ですけれど、これは人によって感じ方が違うので難しいところですね。

どんな仕事にも向き不向きがあるはずですから。

必要なスキルその2

前回はプロとして建築施工図を作図する為に、どのようなスキルが必要になるのかについて考えてみました。

まずはCADを操作するスキル。

そして次に「建築に関する知識」について書いている途中で、長くなりすぎてしまいました。

文章を書くというのはなかなか難しいですね。

特に、自分の持っている知識を簡潔に、そしてなおかつ分かりやすく説明していくのは。

という話はさておき、設計図をきちんと読みとることが出来る能力が必要になる、というところまで前回は書くことが出来ました。

なので今回は引き続き、建築施工図を作図する為に必要なスキルのひとつ、建築に関する知識の説明を続けましょう。

必要なスキルその1

前回は建築施工図と設計図の違いについて書いてみました。

設計図が図面で表現すべき内容と、建築施工図が表現すべき内容とでは、目的が違う分だけ少し違いがある、という話ですね。

だからこそ、現場の側に立った建築施工図が必要になってくる、ということになるのだと思います。

設計図に記載されている内容だけでは、細かい納まりなどが掴めないことが多すぎて困る!

…と、これはかなり昔の話ですけども、そんな風に考えていた時期が私にもありました。

でも、設計図と建築施工図の役割を良く考えてみると、そんなこと当たり前なんですよね。

私もまだ若かった、ということです。

そうした不足部分があるから、建築施工図によってそれを埋めていく作業が必要になってくる。

設計図がすべての部分を完璧に網羅していたら、それを見るだけで建物が建つことになりますよね。

もちろんそれが理想的な状態ではありますが、現実を考えると実現するのが難しいのは明白です。

もしそうなった場合には、建築施工図という図面は必要なくなってしまう訳だし…

ひとまず設計図と建築施工図の関係は今のままでいいんじゃないか、個人的にはそんな考えでいます。

建築施工図のベースになる図面

建築施工図を作図した後、それが実際建築現場で大きな紙に印刷され、実際に見られながら使われる。

前回はそんな内容の話をしてみました。

まあこれは実際当たり前の話なんですよね…図面は見られるために作図されるというのは。

ただ、CADを使って建築施工図を作図していると、最終的にどう使われるかを忘れがちになるんです。

これは建築施工図に限った話じゃなくて、図面全般に言える話だと私は思ってます。

だから割と最初のあたりに書いておこうかな…ということでした。

私も家で図面を作図することが時々あるんですけど、そういう時は作図してメールをして終わりではない、ということを特に意識してます。

そうしないと、ついつい甘えた考えが出てきて、それが図面の中にうっすらと漂ってしまうんですよね。

これは結構怖いことだったりします…と、そのあたりの話は後で詳しくするとして。

今回は建築施工図のベースとなる図面について、もう少し詳しく書いていくことにします。

施工図はどのように使われるか

建築施工図というのは一体どんなものなのか、という点を初回はさらっと書いてみました。

私の拙い文章で施工図のニュアンスが伝わるかどうか…まあ何とか少しは伝わったのではないでしょうか。

図面というのは基本的に一般的とは言い難いモノですが、その中でも建築施工図というのは特にマイナーな存在である気がしています。

そんなマイナーな存在について解説しようとしている私は、もしかしたらとんでもないチャレンジャーかも知れませんね。

それでも、私の知識が読む方の為に少しでも役に立つのであれば、書き手としてこんなに嬉しいことはありません。

ついでに自分の中にある情報の整理にもなるな…などと思いつつ、今回は建築施工図がどのように使われるのかについて書いてみます。

建築施工図とは何か

このサイトでは主に「建築施工図」について説明をしていくつもりですが、そもそも建築施工図っていったいなんでしょうか。

このサイトの記事もあまり多くない状態ですから、まずはそんな話からしていこうかと思います。

という訳で、まずは建築施工図の概要について、私の知識から情報を引っ張ってこようかとも思いましたが…

それよりも前に、まずは一般的はどうなのか?の方が気になります。

私の建築施工図についての認識が合っているかも確認したいので、手始めにネットで調べてみましょう。

こんな時に役立つWikipediaを見てみると…

このサイトの概要について

当サイトは「建築施工図についての知識を高めたい!」と思っている方の為に作りました。

そう思っている方がどれくらいいるのかは分かりませんが、まあ全国に何十人かはいるんじゃないかと期待しています。

誰もいないのでは記事を書く意味があまりないですから、少しは読んでくれる方がいると良いんですけど…

とまあそんな訳で、まずはこのサイトについての概要を軽く説明をしてみたいと思います。

建築施工図の概要とはあまり関係のない話が多くなりますので、あまり興味のない方は先に進んでくださいね。

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