上手くいかないパターン-2

ちょっと文句というか愚痴みたいな内容になってきて、書いていてあまり楽しくないんですけど…

建築施工図を書く仕事をするのに、あまり上手いこと行かない人のパターンを考えて、そうならないように。

そういう意図で書き始めたんですけど、全然前向きな文章にならないので、こんかいで終わりにしようと思います。

・建築施工図に興味がない

・向上心が少ないか、あってもそれを表に出さない

・応用が利かない

前回は上記のパターンについて書いたので、今回は残りの2つ。

・人の話を聞かない

・図面という仕事に向いていない

について、もう少し詳しく書いてみたいと思います。



■人の話を聞かない

これは、建築施工図の仕事ではなくても、仕事が上手く行かない黄金のパターンではないでしょうか。

人の説明を聞いていても、音として聞いているだけで、頭には全然入っていないという感じです。

頭に入っていないから、当然言われたことが出来るはずもない、という嬉しくないターンですね。

自分よりも経験がある人のアドバイスを聞かないで、一体何をしようというのか…と思うこともあります。

自分が知らないことについて「教えてください」と言うことで、自分の価値がどれくらい下がるのか。

正直言って私にはよく分かりませんが、そう思っている人は意外にもたくさんいるようです。

だって、今までにたくさん合ってきましたから。

建築施工図の仕事ではなくても、プライドをもって仕事をするのは、非常に良いことだと思います。

でも、そのプライドが邪魔になって、自分の知識とかスキルが上がっていかないのなら…

そんなプライドはただ邪魔なだけではないか、と、私はそんな考えをもっています。

ちょっと過激な考えなのかな…

仕事が出来る人は、自分がどんなに高いスキルを持っていても、相手から吸収するべきことがあれば素直に話を聞きます。

そうする方が、自分のスキルを伸ばすことが出来ますから。

■図面という仕事に向いていない

今までは能力的な問題ではなく、基本的な心構えとか、メンタルな面でダメになるパターンについて書いてきました。

でもここで書く内容だけは、純粋な能力の問題になります。

あまり「能力が足りなくて上手く行かない場合もある」とか書くのは、夢のない話なのでイヤなんですけど…

しかし実際にそういうパターンはありますから、そこだけ書かない訳にはいかないんですよね。

もう少し正確に書くと「能力が足りなくて…」ではなく、「能力の相性が良くなくて…」ということになるかも知れませんが。

まあとにかく。

建築施工図というのは、これから実際に造るモノについて、まずは紙の上で検討をする為に書く書類です。

図面というのは、サイズは大きいですけど、書類なんですよね。

だから、自分が引いた線が一体何を表しているのかを、少なくとも作図した自分は想像出来ている必要があります。

書く人が分かっていない内容を図面にしても、読む側に伝わることはまったくありませんから。

作業としては、自分の頭の中で立体的にイメージしている形を、建築施工図という平面に落とし込んでいく、という流れになります。

でも、時々そういうイメージが全く出来ない人がいます。

自分の頭の中で、建物を立体的に想像することが「全く」出来ない、という場合ですね。

もちろん最初は出来なくても、訓練をすれば出来るようになる場合がほとんどだと思っています。

しかし、いくら頑張って訓練をしても、何度平面と立面を見たとしても、どうしても立体的にイメージ出来ない。

そういう場合も、あまり多くはありませんが、実際にはあるんです。

それはもう、その人の能力が低いとかそういう話ではなく、ただ単に「図面という仕事には向いてない」というしかありません。

建築施工図はそれほど特殊な仕事という訳ではありませんが、やはり立体をイメージする能力は必要です。

向いていない仕事に労力を費やすのではなく、自分の向いている仕事を探した方が良い場合もある。

私は今まで見てきた中で、そう感じたことが何度もあります。

自分がやりたい仕事と向いている仕事が違っているというのは、なかなかツライものがありますが…

と、あまり(というか全然)面白くないこの話はこれで終わりにしますね。

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