何の為に仕事をしているか
100点の建築施工図を目指して間に合わないよりも、80点の建築施工図を必要なタイミングで欲しい。
そういう要望が現場からはある、ということを前回は紹介しました。
建築施工図を完璧に完成させるのを目指すよりも、必要とされる時点で相手に渡すというのが大事なんですね。
もちろん「ここがまだ保留になってます」という話も添えておかないと、保留のところも施工が進んでしまうことになります。
そのあたりは、やはり実際に建築施工図を使う側と、コミュニケーションを取っていくしかありません。
本当は建築施工図を作図する側として、完全にまとまってから図面を渡したいという気持ちがあります。
でも、そんな理想だけを持っていても、実際の仕事がまわらなければ全く意味がないですよね。
理想は理想として持ちつつ、建築施工図が原因で仕事が止まらないよう、現実も見ていく必要がある。
私は今までの経験から、そんな考えを持つようになりました。