フリーソフトというリスク

建築施工図を書く為のCADとして、主にどんな種類のCADが採用されることが多いのか。

これは大きな会社がどんなCADを使うかによって変わってくる話で、使う側としてはよく使われるCADを覚えたいところ。

というような話を前回はしてみました。

よく使われるのはオートキャド(AutoCAD)と呼ばれるCAD、そしてJw_CADという感じです。

これらのどちらかを覚えておくと、建築施工図を書く際に困ることはないのではないか、というくらいのシェアだと思います。

もちろんこれは私が今まで見てきた中で思ったことですから、私の知らない世界の話をすることは出来ません。

でも、これら二種類のCADを両方覚えておけば、建築施工図だけで考えると大抵の場合は何とかなるはずです。

お勧めはオートキャド(AutoCAD)ですけど、Jw_CADもなかなか魅力的なCADです。

ということで、今回はJw_CADがどうして人気を集めるのか、その理由について触れてみたいと思います。



■フリーソフトというメリット

タイトルにも書いてしまいましたが、Jw_CADはフリーソフトである為シェアが高いんです。

無料だというのはそれだけでメリットなんですけど、Jw_CADの凄いところはそれだけではありません。

フリーソフトだからこの程度の機能でも良いよね?

みたいな部分がフリーソフトに時々見られますけど、そういう部分が全然なくて、非常に完成度が高いCADになっているんです。

フリーソフトだから、興味のある方はダウンロードして、一度実際に使ってみることをお勧めします。

実際に使ってみると、は実際に操作をしている人の意見が実に良く取り入れられている、ということを感じると思います。

何と言えば良いのか、手で図面を書いている感覚に近いものがある、という感じなんですよね。

これでフリーソフトなんて反則だよな……と、実際に使ってみた時はそう思ったものです。

■フリーソフトのリスク

ただし、Jw_CADがフリーソフトだからといって、無条件に誰もが使うということになるのでしょうか。

……というと、やはりそこはかなり難しいところで、実際にはなかなかそうならないんですよね。

理由は幾つかあります。

・開発を継続することが難しい

・サポートが付けられない

・通常のCADに比べると信用力が少ない

という感じで、どれもフリーソフトという最大のメリットから発生するデメリットばかり。

やはり企業として利益を上げる為に開発をしている訳ではない、というのが非常に大きなポイントです。

だから、例えば世の中の流れでOSが変わっていった時に、それに対応したバージョンをすぐ世に出せるか。

これはフリーソフトである以上、非常に難しい事だと言わざるを得ません。

何か不具合があった場合に、それにすぐ対応した修正パッチを出すことが出来るか、というのも難しいはず。

そうなると、ゼネコンなどの大きな企業は、そのフリーソフトを社内のメインCADに据えることが出来ません。

非常に優秀なCADなんですけど、そうしたフリーソフトのリスクがある為、大幅にシェアを増やすところまでいかないんですね。

そういう意味では、やはり安定感のあるオートキャド(AutoCAD)がお勧めになってきます。

もちろんどのCADを覚えるかは本人の自由ですが、そういう危険があるのだというのを覚えておきましょう。

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