建築施工図を書く為には、建築に関する知識の他に、それを図面に表現するスキルが必要になります。
そのスキルというのはどんなものなのか、という話がこのカテゴリのメインテーマになります。
ということで……
建築施工図を書く為のツールというのは、もう少し具体的に言うと、どんなものがあるのでしょうか。
という内容で今回は考えていきます。
前回「CAD」という言葉が出てから終わったので、改めてこうした疑問形を書くのはおかしいですけども。
とりあえずは前回うっすらと登場したCADについて、少し回りくどく紹介してみたいと思います。
■パソコンという道具
パソコンという便利な道具が一般家庭に普及しはじめてから、もう既に長い月日が経っていますよね。
大抵の方がそうであるように、私もパソコンがあることを当たり前のこととして仕事をしています。
もしパソコンがなかったら、いったいどんなやり方で仕事をしていたのか、と思うシーンは結構多いのではないでしょうか。
もちろん存在しなければしないなりに、別のやり方で仕事をすることになる訳ですけど、ちょっと想像がつかないというのが正直なところ。
繰り返しになってしまいますが、本当に便利な道具ですよね。
もちろんパソコンに対して拒否反応を示す方も中にはいるはずですが、このサイトを見ている方は多分大丈夫だと思ってます。
パソコンの便利なところは色々とありますが、その中でも以下の点が特に便利じゃないかと、少なくとも私はそう感じています。
・複雑な計算なども簡単に処理してくれる
・しかも早くて単純間違いが絶対にない
・ソフトをインストールすれば色々なことが出来る
まあなんとも平凡な感想ですけど……
人間は複雑な計算をすると、それが複雑になるほど、そして繰り返すほど、時間がかかってなおかつ間違えも多くなります。
「機械的な作業」という言葉があるように、同じことを繰り返しやるというのは、人間があまり得意としないことなんですよね。
そして、100%の正確な作業というのも。
そんな人間が苦手とする「飽きたりせず、絶対に間違えない」という特徴を、パソコンは持っているんです。
だからパソコンは便利なんじゃないかと思います。
もちろんコンピュータですから、自分でアイデアを出すとか、工夫をするとかいう分野は苦手ですけど。
そこは人間がやる範疇のことなので、アイデアを出さないこと自体がパソコンの欠点とは言えませんよね。
■ソフトで色々と
また、計算の正確さと同じくらい便利なのが、目的にあわせてソフトをインストール出来るということ。
音楽が聴きたければ、音楽を再生するソフトを。
ワープロとして使いたければ、ワープロソフトを。
インターネットを利用したければ、ブラウザを。
ちょっと極端なことを言うと、パソコンは買ってきただけでは単なる箱でしかありません。
でも、利用目的にあわせてソフトをインストールすることで、本当に様々な機能を持つようになるんです。
使い方はユーザー次第で、可能性は無限に(は言い過ぎですが)広がる、という感じですね。
そしてもちろん、複数のソフトをインストールすれば、パソコンの機能はどんどん増えていきます。
これがパソコンの非常に便利な部分であり、このカテゴリで言いたいことでもあるんです。
まずはそのあたりを踏まえておき……
そのパソコンにどんなソフトをインストールするのか、という話を次回はしていきたいと思います。