建築のプロとして

このカテゴリは「施工図のプロとして」という名前の通り、建築施工図を実際の仕事とすることについて、色々と書いてくつもりです。
建築施工図を仕事にするということは、その仕事でゴハンを食べているということで、要するに「プロ」ということ。
プロというのは素人とは全然違う能力を持っている、その仕事のスペシャリストという存在です。
まあちょっと格好良く書きすぎで、実際には全然格好良くなんかはないんですけども。
ただ、いくら格好良くなくたって、そうした存在となる為には色々な能力が必要とされます。
それは間違いのない事実です。
という事で、このカテゴリのメインテーマは、そのあたりの「建築施工図のプロに求められるのはどんなスキルなのか」になります。


■現在仕事をしている人にも
こういう概念というのは、現在建築施工図を仕事にしている人でも、少しずつ忘れていってしまいがちです。
というか、実際に建築施工図を仕事にしているからこそ、忘れていってしまうのかも知れませんね。
なぜかというと、プロとしてのスキルが高ければ高いほど、仕事が忙しくて仕事に追われる場合があるからです。
勉強してスキルを高めていくと、「そのスキル+あと少し」が必要になる仕事を与えられます。
会社というのは本当に良くできていると言うか、良くその人のスキルを見ているものです。
だからいつも忙しいんですね。
なので、ここに書く内容というのは、毎日仕事に追われている自分自身への戒めという意味もあります。
書くことによって、それを出来る限り忘れないように、ということです。
もちろん、今現在建築施工図を仕事にしていなくて、これからプロになりたいと思う方にも役に立つ。
そんな情報を発信していくつもりです。
■必要なスキルのレベル
建築施工図のプロとして必要になってくる知識やスキルには、様々なレベルがあります。
が、あまり最初から細かい内容について細かく書いていくと、読む気にもなれないことになりそうですね。
なので、とりあえず大項目を箇条書きにしてみると…
・建築に関する知識
・図面を作図するスキル
・プロとしてのマインド
という感じになると思います。
大項目だけあって、かなり漠然としてしまい、もう少し言えば全然分かりにくい内容になってます。
もう少し分かりやすく、と言うことで考えてみましょう。
建築施工図を書くことを仕事にするというのは、具体的にはどういった作業なのでしょうか。
ちょっと第一章とかぶる内容になるかも知れませんが、簡単に書くとこんな感じになるんじゃないかと。
・建築現場で必要とされる図面を
・設計図というベースになる図面を元にして
・実際に施工をする職人さんに分かるように
・CADという作図ツールを使いこなして
・様々な工事の整合を取りつつ
・1枚の図面に表現をする
・そしてそれによって利益を上げる
これが、建築施工図のプロに求められる仕事の内容になってきます。
もちろんこれの他にも、通常の仕事と同じようなスキルが要求されます。
例えば取引先と円満な関係を築くとか、頼まれたことには「いつまでか」の期限を設けるとか。
でもそういう話は本当に当たり前の話であって、建築施工図の仕事だけに特別求められる種類のものではありません。
だから、そのあたりの話は後回しにして、とりあえずは建築施工図という仕事に求められるものについて書いていく。
そんなスタンスで行こうかと考えています。